英語試験

TOEIC400点を獲得するために

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TOEIC225点だった僕(現825点)がこれまでの勉強の中から編み出したTOEIC400点を奪取する方法を伝授します。 

予め断っておきますが、英語の勉強は厳しいです。あなたが英語を苦手とするならば、これから不屈の覚悟を持ってTOEICを勉強できるかどうかお聞きします。ここで引き返すのも立派な判断です。英語が苦手な人がTOEICで一旗揚げようとするのは不利な戦いに挑むことです。

それでもやりたいという人は先にお進みください。才能の不足を努力で埋めることも十二分に可能です。決して、間違っても、聞き流すだけ英語がペラペラに!という類の教材には騙されないように。楽して点数が稼げる魔法の勉強はありません。

まず、TOEIC400点の難易度ですが一般的には難しくないとされています。これは普通の人ならそうかもしれません。しかし、苦手な人には高いハードルでしょう。僕は200点台からスタートしたので高いハードルでした。

TOEIC400点を目指す場合、勉強方法は1つではありません。どんな勉強しても良いと思います。なぜかというと400点以下は、文法、速読、解釈、語彙力等、すべてにおいて足りないのでやって無駄になる勉強は全くないからです。

一番の単純な方法は語彙の強化です。TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)を8~9割位覚えてリスニングでも意味が捉えられれば400点は超えられると思います。ただ、語彙の暗記はとても苦しい作業だし、語彙だけでは点数が頭打ちになるので、400点到達後にさらに高得点を目指していける勉強法を僕は勧めたいと思います。

 それは中学生レベルの文法の強化です。中学生レベルの文法なんて知っているよ!という人もいると思いますが、「知っている」と「使える」は全く違います。特にTOEICは時間が足りないテストなので知っているだけでは不十分で、使える状態にまで鍛え上げることが必要です。どうやって鍛えるかというとそれは、瞬間英作文をやりこみをお勧めします。使う教科書はどんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)だけです。詳しいやり方は本に書いてありますが、簡単に言えば瞬間英作文は日本語を見てその英訳を瞬間的に答えるものです。例えば、

 

これはりんごです。→ This is an apple.

 

のように日本語から英語に変換します。簡単に見えますがやってみると結構難しいです。慣れてきても anが抜けてしまったり、単にaになってしまったりといった感じで正確に言うのは難しいです。上記は中学1年レベルですが最終的には関係代名詞を使った文など中学3年生レベルの文まで学んで行きます。この瞬間英作文を、最初は単純なミスを気にしなくて良いので、徹底的にやりこみます。これを繰り返すことによって、中学文法を身体に染み込ませることができます。瞬間英作文はスピーキング向けに開発されたものですが、発話による練習はリスニング能力をも劇的に向上させます。TOEICはリスニングのほうが点数を取りやすいので効果は抜群でしょう。リーディングのほうも徐々にはでありますが点数が上がってきます。ネイティブではない我々は文法の力を借りるのが得策なのです。

語彙だけでも400点は取れるのですが、TOEIC600点以上を目指すのであれば、文法の習得を避けては通れません。ですので、瞬間英作文による文法習得はやって損のない勉強です。単語だけで400点を取るよりも文法を鍛えて400点を取ったのほうが、後々の点数の伸びが違うので文法を鍛えることを強くお勧めします。

とはいえ、上記の本はTOEICの語彙を全く含んでいないので心配になるかもしれません。TOEIC400点レベルならば現在知っている単語で十分だと思いますが、それも不安であれば銀のフレーズの「基礎の400語」だけをやりましょう。全部やろうとすると挫折のもとなので400点で良いのあれば「基礎の400語」だけに絞ります。 

英語の学習は、あれこれ教材に手を出さないのが鉄則です。まず1冊を極めるのに全力を尽くします。一冊やり遂げたという達成感が次の勉強のモチベーションにつながると思います。

最後に、400点取るのに何時間勉強すればよいかですが、必要な勉強時間は英語苦手度に比例すると僕は考えています。何時間というのは言えないと思います。苦手な人は苦手な分だけ時間がかかりますし、得意な人はあっという間に終えてしまいます。一応の目安として言えば、TOEIC300点であれば200時間位、全くの初心者であれば400時間位は覚悟する必要がありそうです。毎日4時間勉強しても100日、結構大変です。