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成長カーブについて(2)

 

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前回のワインバークによる成長カーブの続きを書きます。前回は成長のためにはブレイクスルーが必要であると説明しましたが、しかしながら、ブレイクスルーはそう簡単には手に入らないとワインバーグは警告しています。図3にもっと詳細に描いた成長曲線を引用します。ワインバーグによれば、ブレイクスルーを実現させるためには、過去に苦労して確立した今のやり方を手放す必要があると言っています。今の方法を捨てて上手くいくかどうかは分からないのにです。成長のために彼はこう言います。

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図3 (出典:スーパーエンジニアへの道-技術リーダーシップの人間学(木村泉訳))
 

There are plateaus, but you don't really leap, you climb. In order to climb, you must leave the sure footing, letting go of waht you already do well and possibly slipping downward into a ravine.

(出典) G.M. Weinberg “Becoming a Technical Leader”

高原から高原へと飛び移るのではなく、登るのである。そして登るためにはしっかりとした足場を失い、これまでうまくやっていたことを断念し、谷間に滑り落ちる危険を背負うことは避けられない。

(出典)G.M.ワインバーグ 著 木村泉 訳 “スーパーエンジニアへの道 技術リーダーシップの人間学”

 

ピンボールの例を用いてワインバーグは説明しています。彼はピンボールで手堅く点数を稼げる方法を確立しました。しかし、彼はこの方法に頼ったままではこれ以上の進化がないことに気が付きました。そこで、新しい方法にチャレンジするのですが、新しい方法は始めは従来方法よりずっと低い点数しか取れません。将来、大きく稼げるようになるか分かりません。彼は元の方法に戻りたくなったのですが、新しい方法の可能性を信じてグッと我慢して試行錯誤しました。この生みの苦しみを克服することによって、従来の方法では超えられなかった壁を超えることができたそうです。

僕の場合、英語のスピーキングで試練がやってきました。スピーキングがある程度上達してくるとif やwhenを利用した複文が話せるようになり、これがかなり便利に使えるのです。だから、複文にばかりに頼って英語を話すようになります。

例えばこんな文 

  • この曲を聴くと私は父を思い出します。
  • When I listen to the music, I remember my father.

 

でもね、自分でもifやwhenの多用は良い英語とは言えないので、別な言い方をマスターすべきです。しかし、ifやwhenを封印して話そうとすると話すのが急に難しくなります。つまり、谷間に落ちるのです。これを超えるには、例えば、無生物主語などを使いこなせるなどの新たなスキルが必要になります。使えるようになるのは相当な修行が必要です。意識的にifやwhenを封印しないとすぐに簡単なほうに逃げてしまう。この壁を超えるともう一段上の英語のレベルの英語が話せるのではないかと思うのですが道半ばです。以下の文がスラスラ出てくるようになるといいですね。

  • The music reminds me of my father.

ワインバーグは最後に、最終的な実世界の成長カーブは図4のようになると言っています。成長カーブには、たくさんの偶然性があり(これを雑音と言っている)、これが成長を見えにくくしているといっています。英語で言えば、偶然TOEICの点数が上がれば舞い上がるし、点数が下がればやっている勉強の正当性を疑ってしまう。正しいのかどうかなかなか判断が困難です。だから木を見ず森を見よとワインバーグは言っています。この雑音のなかに確かに谷間と高原は存在しているといっています。切羽詰まってくると近視眼的になってしますのでよくよく覚えておきたいと思います。

 

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図4 (出典:スーパーエンジニアへの道-技術リーダーシップの人間学(木村泉訳))

 

最後にワインバーグは以下のように言っています。

No matter how high and mighty you get, you never forget the very real pain of those ravines. Without the hope of something better, however, the pain would trun you back before you got started.

(出典) G.M. Weinberg “Becoming a Technical Leader

人向けがどれほど高みに登り、力に満ち溢れているとしても、あの谷間で味わう本物の苦痛は忘れられるものではない。だがもっと良いものが見つかるだろう、という希望がなかったとしたら、人はその苦痛ゆえに、何もはじめないうちから背を向けてしまうとことになる。

(出典)G.M.ワインバーグ 著 木村泉 訳 “スーパーエンジニアへの道 技術リーダーシップの人間学”

 

 

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スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

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Becoming a Technical Leader (English Edition)

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