英語学習

英語の文法苦手が劇的に改善させるかもしれない本

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英語が苦手なのを克服したいという方向けに、僕が苦手を脱したこの本を紹介したいと思います。基本からわかる英語リーディング教本です。

最初に断っておきますが、この本の著者の薬袋善朗さんも書いていますが、この本が効果があるのは5人に1人位です。あなたに効くかどうかわかりません。ですが、効く人にはめちゃくちゃ効きます。もしこれを読んで下さっている方が、英語はどう勉強して良いかわからないというのであれば、ぜひ手に取って試して欲しい本の1つです。

どのような内容かというとジャンルでいうと文法書の1つです。この本は文型にとことんこだわります。SVOCとかっていうやつですね。これを徹底的にやります。文構造を理解することによって、英文を解釈していくのがこの本のモットーです。なんとなく英文を読めるけどモヤモヤしている人は、一度この本で英文を解釈してみてはいかがでしょうか?文の要素を主語、動詞、目的語、副詞、副詞句、形容詞句などにきっちりと分類していきます。それが5文型のどの形に当てはまっているのかを見定めて訳していくという完全に理詰めなやり方です。パズルのような感覚で文を解釈していきます。僕は理系なのでこの方法はかなりしっくりと来ました。もしかすると、文系の方は合わないのかもしれません。

では、この本が合わない人は人はどうすれば良いかというと、これまでの経験から助言することができます。それは英文の徹底的な音読です。音読によって英語のリズムが掴めることです。これにより自然に意味が取れるようになってきます。これは、結果的にSVOOなどの文型が身に着いてくることと同じことだと思います。

なお、この本でしっくり来た人もここで満足してはいけません。文は解釈できるようになっても実際にはまだ使えません。この本の品詞分解で文を解釈しているようでは1文を解するのに時間がかかり過ぎてしまうからです。実際、TOEICの試験では時間が足りないためとても品詞分解などやってられません。

ではどうするかというとやっぱり音読です。音読を繰り返すと品詞分解でしか訳せなかったものが自然に訳せるようになってきます。文法が身体に染み込んで、文法的な解釈なしに意味が取れるようになります。

結局のところ、この本が合う人も、この本が合わなかった人と同じように、最終的には音読せよが僕の答えになってしまうのですが、品詞分解できたほうが必要な音読の回数は少なくて済むと思います。なぜなら、次に来る品詞が予測できるため、あと必要なのは練習のみだからです。また、この品詞分解の知識はTOIECのパート5に大いに生きてきます。

という訳で今回は基本からわかる英語リーディング教本を紹介してみました。文法が苦手な人や理屈を特に重視したい人におすすめの本です。僕はこの本のおかげで英語が文法的に解せないという状況を劇的に減らすことができました。今のレベルまで到達したのはこの本だけのおかげだけではないのですが、僕の英語力の30%ぐらいを作ってくれました。ぜひ、読んでみてください。